waseda rugby fan

早稲田大学ラグビー部のファンの日記です

名シーン①

長い間、早稲田ラグビーを観てくると、心に刻まれた

名シーンがたくさんあります。

私にとっての名シーンを綴っていきたいと思います。

<第1回>強烈

2014年9月18日、秩父宮ラグビー場で行われた筑波大学

早稲田は前半5対15で筑波大にリードを許し、苦しい展開。

そこで後半登場したのが、布巻峻介選手(4年生)。

元々、バックスの選手でしたがフランカーに転向しました。

後半の20分過ぎぐらいだったでしょうか。

早稲田自陣22m付近、筑波大ボールのスクラムでピンチ。

スクラムからボールが出た、その時です。

パスでボールを受けた筑波の選手とタックルに行った

早稲田の選手を、布巻選手が「丸抱え」でグングン押し返し。

すごいパワー、突進力!度肝を抜かれます。

筑波の選手はなんとかパスを出しますが、ここでも布巻選手が

目の覚める地面を這う低く突き刺さる強烈なタックル!

筑波のポイントが後退、ラックになりかけのところで、続けざま

地面を這う低く突き刺さる強烈なタックル!

倒された筑波の選手はたまらず手でボールをかき、ペナルティ。

早稲田ボールに。

ボールに磁石がついていて布巻選手が鉄で吸い付けられる

ような連続タックル。

近くにいたキャプテンの大峯選手も驚きの表情を浮かべ、

深津選手も感動したと言わんばかりに布巻選手の肩を叩いて

いました。

解説をしていた野澤武さんも、「いい選手はボールから目切り

しないんですよね(ボールを見続ける。ボールへの執着・集中

してプレーするという意味でしょうか)」と言っていました。

試合は最後の最後に布巻選手のトライにより劇的勝利(19対15)!

本当に、あれほどすごい、タックルは他大学の選手を含め

見たことがありません。

布巻選手 早稲田フランカーの鏡、早稲田ファンの誇りです。