waseda rugby fan

早稲田大学ラグビー部のファンの日記です

何か足りない

昨日の青学戦、61対13で勝利しました。

試合会場は群馬の敷島公園。赤城おろしの吹きすさぶ中、

前半風下の早稲田はキック処理(蹴る方、受ける方双方)

に悩まされ、なかなか思うように前へ進めません。

青学は良く早稲田を研究してきており、多用する近場の

短いパスへ反応良くプレッシャーを掛け、二重ラインを

引いた攻撃では前を走るデコイランナーに目もくれず、

迷わず後ろのラインの選手にタックルに行くなど(浅い

ラインのため、タックルされてしまう)早稲田の攻撃が

寸断されていました。

それでも後半、リザーブから出場した吉村選手の風上を

活かしたキックによるエリアマネージメントと、FW・

BK間のコミュニケーションを促すことにより、早稲田

らしいテンポが復活。

後半は青学を0点に抑え、勝利することが出来ました。

本日、明治が今年気をはいている筑波に快勝しました。

見ていると、FWの1人目の選手がボールを持って

突き進む推進力と、その後ろから入る2人目・3人目

の選手のフォローの速さ・強さが早稲田の選手を上回って

おり、筑波の選手は早稲田戦の時のようにボールに絡め

ませんでした。

早稲田は1人目がガツンと行くのですがフォローがワン

テンポ遅く、孤立するケースが多くてノットリリースの

反則を取られることが多いです。

スクラムは8人の固まりを意識して取り組んでいるよう

ですが、ラックへの集まり・働きかけやモールディフェ

ンスにおいても「固まり」を意識してほしいと思います。

次戦はいよいよ帝京戦、吉村選手がメンタルの部分を

意識してチャレンジしていきたいとコメントしていま

したが、「チャレンジ」という言葉が出たことに、

謙虚に精進する姿勢が感じられ頼もしく感じました。

名シーン②

今でも鮮烈に蘇る早稲田ラグビーの名シーン

の2回目です。

2011年1月2日大学選手権準決勝、明治戦。

74対10と歴史的な大差で勝利した試合です。

試合何分かははっきり思い出せませんが、

早稲田が攻めるシーン。

センターライン付近で、順目にパスが渡り

10番の山中選手にパスが渡った瞬間、突然

逆の内側にフラットの高速パス。

画面の右からFBの井口選手がもの凄い大きな

スライド・スピードで突っ込んできてドンピシャ

でパスをもらうと、明治のラインの間を

「ぐいん」、「ぐいーん」という2つの連続

するスローモーションのような動きで大きく

ゲインしたシーンです。

順目にパスが渡るのだろうと山中選手の手前

にいた相田レフリーは突然自分の方にボール

が飛んできたので運動神経全開でお腹を引っ込

めて後ろっ飛びしてよけたシーンとともに

今でも鮮烈に覚えています。

この試合では他にも山中選手と中濱選手の

トリッキーなノールックパスが決まるなど

明治を翻弄しました。

何よりこの試合は、早稲田のお家芸

「溢れるフォロー」が光った試合でした。

全員80分間走りっぱなしでした。

先発は有田キャプテン(No.8)、1列垣永・

伊藤・上田、2列中田・岩井、SH榎本、

10番山中、BKは村田・坂井・中靏・中濱・

井口選手と卒業後トップリーグで活躍する

選手を多く輩出。素晴らしいメンバーでした。

(垣永選手と山中選手は今回の日本代表に

選出されていますよね)

お正月の2日に駅伝とラグビーを観戦する

のが私にとって至福の時、この時は本当に

おせちとお酒を美味しくいただきました。

辛勝 筑波大戦

昨日行われた筑波大戦、

21対14で勝利、おめでとうございます。

昨年は55対22(勝利)でしたから、本音ベース

では少し物足りない感じです(トライは今年は

3つ、長田キャプテンと河瀬選手。昨年は8つで

FWとBKが半分ずつでした)。

「まさか負けないよね」とノーサイドまでドキ

ドキでした。

そういえば昨年の試合は河瀬選手が10番をやって

いました。

戦術としては前2戦、立大戦と日体大戦を踏襲した

ポッド戦術(数人の選手でユニットを作り、パスで

連携して展開していく戦法)でした。

1人の選手が走ってボールをパスしていくよりも

速く展開できるというメリットがある一方、

ポッドが配置されるのでパスの行先が分かりやすい

点や前へ押し出す力がないと機能しないデメリット

があります。

そのデメリットの点を筑波大はしっかりと突いて

きました。

筑波の選手は素早く1人か2人でポッドに対応、

その後早稲田が展開しても人が余りません。

早稲田は筑波の強い接点圧力で球出しに時間が

かかり、ハンドリングミスも発生。早稲田らしい

テンポある攻撃をさせてもらえませんでした。

より接点の強度が増す帝京・明治戦を控える中、

ポッド戦術の危うさを体感出来たことは収穫だと

思います。

そして前半、河瀬選手が自陣から80m独走し、

初トライかという場面で、フォローの選手が遅れた

ことはこの試合最大の反省点です。

相手も研究してくるし必死ですから、そうそう

自分たちの思うようにいくはずはありません。

どのような厳しい状況になっても冷静に、ひた

むきに、課題を修正して早稲田らしいテンポを

上げていけるか、「試合巧者 早稲田」の真骨頂

がこれからの戦い求められます。

長田キャプテンの皆を鼓舞する気を吐いた

プレー、そして河瀬選手(MVP)の突破力は

素晴らしかったです。

(私的には歴代早稲田のFBで、河瀬選手は

No.1と思っています)

名シーン①

長い間、早稲田ラグビーを観てくると、心に刻まれた

名シーンがたくさんあります。

私にとっての名シーンを綴っていきたいと思います。

<第1回>強烈

2014年9月18日、秩父宮ラグビー場で行われた筑波大学

早稲田は前半5対15で筑波大にリードを許し、苦しい展開。

そこで後半登場したのが、布巻峻介選手(4年生)。

元々、バックスの選手でしたがフランカーに転向しました。

後半の20分過ぎぐらいだったでしょうか。

早稲田自陣22m付近、筑波大ボールのスクラムでピンチ。

スクラムからボールが出た、その時です。

パスでボールを受けた筑波の選手とタックルに行った

早稲田の選手を、布巻選手が「丸抱え」でグングン押し返し。

すごいパワー、突進力!度肝を抜かれます。

筑波の選手はなんとかパスを出しますが、ここでも布巻選手が

目の覚める地面を這う低く突き刺さる強烈なタックル!

筑波のポイントが後退、ラックになりかけのところで、続けざま

地面を這う低く突き刺さる強烈なタックル!

倒された筑波の選手はたまらず手でボールをかき、ペナルティ。

早稲田ボールに。

ボールに磁石がついていて布巻選手が鉄で吸い付けられる

ような連続タックル。

近くにいたキャプテンの大峯選手も驚きの表情を浮かべ、

深津選手も感動したと言わんばかりに布巻選手の肩を叩いて

いました。

解説をしていた野澤武さんも、「いい選手はボールから目切り

しないんですよね(ボールを見続ける。ボールへの執着・集中

してプレーするという意味でしょうか)」と言っていました。

試合は最後の最後に布巻選手のトライにより劇的勝利(19対15)!

本当に、あれほどすごい、タックルは他大学の選手を含め

見たことがありません。

布巻選手 早稲田フランカーの鏡、早稲田ファンの誇りです。

はじめまして

学生時代、ラグビーに全く関心はありませんでした。

1987年12月6日、なにげにテレビのチャンネルを

回していて、たまたま観た「雪の早明戦」。

それ以来早稲田ラグビーに魅せられ、早や33年。

早稲田ラグビーの1ファンとして、想いを綴って

いきたいと思います。

 

昨日の対抗戦第2戦の日体大戦は96対0で快勝!

立教戦に続き、後半・終盤、リザーブの選手に

入れ替わっても得点力が落ちないのは、すごい

(これまであまり記憶がない)。

 

<今日の私の注目選手>

長田キャプテン

 やはり縦にラインを突破していく長田キャプテン

 の走りは強烈。

吉村選手

 クレバー・ストイックなプレイに感心。

 「吉村選手いいね」

今駒選手(赤黒公式戦デビュー)

 体ガッチリしてびっくり。雪の早明戦にお父様が

 出場していた。感慨深い。

小川選手(赤黒公式戦デビュー)

 3年前夏の菅平の早稲田グランドに練習試合を

 観戦しに行った時、セミナーハウスの駐車場の

 ところで、当時1年生の小川選手が道案内の

 ため1人ポツンと立っておられていて礼儀正しく

 対応していただいたのが印象に残っています。

久富選手

 石見知翠館高校で花園出場時から注目。

 立教戦に続き熱い突破力に感心(ナイストライ!)。

 

これまでの2戦、大勝・0封でしたが、慢心は禁物。

今年目指す早稲田ラグビーの飽くなき追及、

他校をよせ付けない「別次元の」精度・スピード・

フォロー・接点での熱さを期待しています。